代表者ご挨拶

行俊 晋太郎
代表パートナー
Syntax Partnersは、企業の買収・売却・資本提携・事業承継といったM&A取引に関する助言を中心に、クライアント企業の事業成長と企業・株式価値最大化を支援する独立系アドバイザリーファームです。
当社が特に注力しているのは、取引金額10〜100億円規模のミドルマーケットにおけるクロスボーダーM&Aです。この領域は、大手投資銀行やグローバルファームの受託基準や採算性の観点からサービス対象外となりやすく、結果としてクライアント側が十分な支援体制を確保しにくいのが実情です。しかし、株主・オーナーや経営者にとっては意思決定の重みが依然として大きく、またクロスボーダー取引特有の論点や調整事項を踏まえた確かな品質のアドバイザリーが強く求められます。私たちは、この需要と供給のギャップにこそ、独立系ファームとして果たすべき役割があると考えています。
10年以上にわたり国内外のM&A案件に携わるなかで特に印象に残ったのは、ニューヨークやロンドンといった国際金融の中心地において、引受や融資といった金融機能に依存せず、純粋に「アドバイスの質」と「実行力」によって大手投資銀行に伍し、時にそれに匹敵する存在感を発揮する中堅M&Aブティックの姿でした。一方で、日本を含むアジアの中小規模M&A市場では、取引の性質や難易度に応じた支援体制が十分に整っているとは言いがたい側面があります。クライアント側の採算性やリソース配分の制約に加え、組織に属するアドバイザー側もまた、四半期・年単位の収益責任という制約から自由ではありません。こうした構造的な制約が、クライアントが本来受けるべき支援と、実際に利用できる支援との間に、構造的な乖離を生み出しています。
こうした背景から、より長期の視点でクライアントに向き合い、かつ国内外や規模のいかんを問わず、きめ細かなサービスによって確かな信頼を積み重ね、国際的に通用する独立系M&Aブティックを築きたいと志し、Syntax Partnersを設立しました。
私自身も一人の起業家として、ビジネスオーナーや経営者が直面する意思決定の重みを、それに伴う緊張感や重圧を含め、当事者としての実体験とアドバイザーとしての視点の両面から理解しています。だからこそ、単に教科書的な財務・戦略知見に留まることなく、経営判断の文脈や組織・人材への影響、さらには意思決定・交渉に付随する人間心理までをも深く洞察し、リアルな経営実務に即した助言と実行支援を提供することを肝に銘じています。
この規律のもと、私たちはクライアントの本質的な経営課題を起点に、買収・売却・資本提携・戦略的エグジット・ジョイントベンチャーといった選択肢を検討する、「課題起点(Issue-led)」のアプローチを徹底しています。もし、ご検討中の選択肢やタイミング、あるいは弊社の関与がクライアントの最善の利益に繋がらないと判断した際は、一切の忌憚なくその旨をお伝えします。それは、私たちが真に価値を提供できると確信できる仕事にのみ注力する、という信念に基づくものです。
設立当初から多国籍・多言語対応のチーム体制を整えるとともに、海外ネットワークの構築にも注力してきました。現在では、アジア太平洋全域にわたってネットワークを展開し、15の国・地域において50以上の提携先と連携しています。現地実務に精通した当社のプロフェッショナルに加え、必要に応じてパートナーとも緊密に協働することで、あらゆる局面において実効性の高いクロスボーダーM&Aアドバイザリーサービスを提供できる体制を確立しています。
日本企業の強みを世界に、そして世界の成長を日本に。
その架け橋となるべく、誠心誠意取り組んでまいります。
Syntax Partners, Inc.
代表パートナー
行俊 晋太郎